望遠鏡系
2枚のレンズがともに凹レンズの場合を除き、レンズの間隔を適当に選ぶと望遠鏡となります。
ケプラー型望遠鏡
2枚の凸レンズを用いる望遠鏡系は、倒立型の望遠鏡になります。
2つの凸レンズの間に正立プリズムを置いて像を正立させ、プリズム双眼鏡として使われています。
ケプラー型の望遠鏡や双眼鏡(プリズム双眼鏡)では、商品やカタログに光学特性を表示する際に、
倍率 × 対物レンズ有効径 視界
の様に表わします。
例えば、
8 × 30 7.5°(倍率8倍、有効径30mm 視界7.5°)
ということです。
ガリレイ型望遠鏡
凸、凹レンズを用いる望遠鏡は、正立型の望遠鏡となります。
この構成は倍率が低いため、オペラグラス等の手軽な双眼鏡に用いられます。
ガリレイ型望遠鏡を逆にした、凹、凸レンズの配置にした望遠鏡系があり、
逆ガリレイ型として主にカメラのファインダーに用いられます。
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